去る10/4、雲一つ無い快晴の鈴鹿サーキットは、気温26°C、路面温度40°C、10月とは思えない酷暑でした(汗)。
F1の日本グランプリの開催地としては、昨年・一昨年の大いに不評だった富士スピードウェイから開催権を奪取して、3年振りの返り咲きです。
私もそれ以来のF1観戦になったのですが、久しぶりに訪れたSUZUKAは少し様子が違っていました。

1987年の初開催から数えると、今年が21回目のF1日本GP。
2年のブランクを富士から取り戻すためなのかどうなのは定かではありませんが、コース内外には幾つかの改修がなされていました。
・アスファルト路面の改修
・自由席の廃止と指定席の増設
私はこれまで自由席でしか観戦したことがなかったのですが(苦笑)、その増設された指定席は皮肉にも空席が目立ったいました。
リーマンショック以降の世界経済の後退や、ホンダの完全撤退・・・。
「こんな渋滞の少ないF1グランプリは経験したことがない」とは、鈴鹿通のガイドさんの言葉でした。

昨年は、世界中で年間6億人がテレビを通じてF1を視聴したと言われていますし、F1は世界で最も最高益のスポーツイベントであるとも言われます。
しかしながら、そんな世界各地を巡る唯一無二の巨大イベントは、世界経済やその潮流に大きく影響を受けます。

それを顕著に表しているのが、毎年のようにF1カレンダーに追加される新興国でのGP初開催。
現在では日本GPの他、マレーシアGP(1999年~)、中国GP(2004年~)、シンガポールGP(2008年~)と今ではアジア5カ国でのGP開催。
また中東では、バーレーンGP(2004年~)に続き、今年はアブダビGP(アラブ首長国連邦)でも初開催。
そして、来年はいよいよ韓国GPの開催がスケジュールに盛り込まれ、なんと19戦中6戦がアジアでの開催!!
これらには、F1グランプリを媒介とするスポンサー企業と、主催者FIAの思惑が見え隠れしていますが、私はこんな第一級のイベントマーケティングの一面と、半世紀以上続く最も伝統的なモータースポーツとしての両面を持つ、このスポーツを物心付いた頃から大好きです!!

近い将来、BRICsの隆盛振りを見せつけるべく、インドGPやロシアGPが開催されることでしょう(笑)。
その時でも日本が経済力・国力を保ち、F1カレンダーから消されることの無いよう祈っています。
民主党さん、よろしくお願いします!!
2009/10/08(木) 15:41 福田明伸より PERMALINK COM(0)

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