今年、一躍世界的に有名になった二人の黒人がいます。
言わずと知れた次期44代アメリカ大統領のバラク・オバマ氏(47)、もう一人は2008年のF1ワールドチャンピオンになったイギリスのルイス・ハミルトン氏(23)です。
この二人に共通するのは、決して肌の色だけではありません。
それは、歴代の誰よりも若く、エネルギッシュで、人々を魅了する才能をも持ち得ています。
年齢も二倍違う全くの別人なのに、何となく「似ている!」と思うのは私だけでしょうか(笑)。
いち早く産業革命を成し遂げ、一時は大英帝国として世界覇権を成し遂げたイギリス。
そのイギリスを含めたヨーロッパ諸国の入植者たちが、独立戦争の末に成し得たアメリカ合衆国。
かつては、そのどちらの大国も、自国の繁栄の為には「植民地支配」や「奴隷制度」など、社会的に弱い立場にある人種に対しての圧政を行ってきたというのは歴史上の否めない事実。
かつて、祖先は社会的弱者の立場にあったであろうこの二人が、白人世界の重い扉を21世紀も既に8年経った今、同じタイミングで押し開けたことに、少なからず私は感激と身震いを覚えたのです。
・アメリカ初のアフリカ系大統領の誕生!!
・同じく、F1史上初のアフリカ系チャンピオンの誕生!!
ただの偶然でしょうし、超大国の大統領と、モータースポーツのチャンピン、その扱いを一緒にしないでよ~。
そんな声も聞こえてきそうですが(苦笑)。
そう、奇しくも二人はアフリカ系移民の子孫。
だからこそ、肌の色や人種、国籍や性別をも超越し、もしかしたら宗教的な固執や今までの常識的観念さえ打破してくれるのではないか!?
「YES WE CAN!」
閉塞感が蔓延するこの現代社会において何かを期待したい・・・そんな気持ち。
そんな何の根拠も無い期待感を抱くのは、妄想が過ぎるでしょうか!?
「CHANGE!」
オバマ氏のスローガンに、清々しくも力づけられる私もその一人です。
歳を取った証拠でしょうね(苦笑)。
2008.11.22 AKINOBU FUKUDA
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