そろそろ当社からカレンダーを差し上げる時期となりました。
今年もそろそろ終わりということですね(汗)。

OBの皆さまは既にご存じのように、この時期、恒例の「SE構法のカレンダー」をお渡ししています。
昨年はそのカレンダーに当社のお施主さま宅である「シンプルモダンな箱×スキップフロアの木の家」が掲載になり、スタッフ一同とても喜んでいました。
毎年6つの施工例しか掲載されない狭き門ですが、我こそはという皆さまはぜひ立候補ください!!

先日、地鎮祭だったお施主さまから素敵なカレンダーを頂戴しました。
いつもと逆ですね(苦笑)。
帰社してからその中身を拝見させていただくと・・・。
ワン子好きの私にはたまらない内容です!!

1月 ラブラドール・レトリバー
2月 ブリタニー・スパニエル
3月 雑種
4月 ソフト・コーテッド・ウィーテン・テリア
5月 ブル・テリア
6月 紀州犬
7月 ウェリッシュ・コーギ
8月 ボーダー・コリー
9月 チェサピーク・ベイ・レトリバー
10月 キャバリア・キンング・チャールズ・スパニエル
11月 柴犬
12月 シェットランド・シープ・ドック

ただ、残念ながら今年はジャックラッセル・テリアは無かったです(泣)。

イラストレーター・つがおか一孝氏が描く日本全国の津々浦々の美しい風景と、愛らしいワン子たちの表情豊かなイラストが微笑ましく・・・。

その中でも特に3月の雑種~Mixed~が巻頭のイラストです。
そうそう、この上目遣いの仕草は、ワン子の飼い主なら一度はメロメロになったことがある筈です(笑)。
ましてやその背景が大阪ミナミの風景。
そして、捨て犬であろう雑種のワン子。
だ、だめです・・・この辺りで涙腺が(涙)。

スタッフからは、「犬の事になると涙腺弱すぎ!!」と、半ば呆れられています・・・。
そんな社内での冷たい視線をよそに、私のデスクの卓上カレンダーはこれで決まりですね~(笑)。
2009/12/15(火) 12:44 福田明伸より PERMALINK COM(0)
「日本の木造住宅の97%以上が構造計算されていない事実を知っていますか?」
住宅業界内でタブー視されるフレーズではありますが、裏返せば「2階建て以下の木造住宅」における日本の矛盾を指摘しています。
しかしながら、昨今の消費者保護の観点から、業界の猛反発を受けながらも国土交通省も重い腰をあげ、2009年度中には木造2階建てや木造平屋の建物も建築確認申請時での構造計算書の添付が義務付けられると・・・予てからささやかれていました。

折しも、『建築審査の簡素化の方針。厳罰は強化。来年の通常国会で法改正提出へ』というニュースが舞い込んできました。

民主党がマニフェスト2009に掲げた、雇用・経済対策の公約の「建築基準法などの関連法令の見直し」を実践しようというものです。
確かに雇用・経済対策は必要です。
しなしながら、これまでの自民党政権下の経済最優先の施策では、国民の生命・財産を守るという根源的な価値観がないがしろにされ続けてきました。
政治主導をスローガンとする民主党政権の今こそ、「地震国である我が国の国民は、構造計算に裏付けされた安全な住居に住まう権利がある」とでも、声高らかに宣言して欲しいものです(笑)。

「壁量計算は構造計算ではありません」

現在2階建てでは、構造計算よりもずっと簡単な「壁量計算(壁倍率や必要壁量)」という方法が用いられています。
これは、建物の床面積と外壁の面積から、地震や風の力に耐えるために必要な壁の量を求め、実際に設計する建物がその壁の量を満たしているかどうか判断するものです。

同時に、建築基準法の46条4項の壁量計算は、46条1項の規定によって・・・とあります。
全ての方向の水平力に対して安全であることを確認しなければ意味を成しません。
また、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)には、水平構面の床倍率が定められていますが、建築士でも知らない方は多いようです。
水平構面の安全を確認していなければ「欠陥住宅」と判断されても、プロとしては文句は言えません。

一方、一般的な構造計算は、専門用語では「許容応力度計算」と言います。
壁量計算は簡易的な計算ですので、建築のプロは壁量計算を構造計算とは呼びません。
構造計算と呼べるのは「許容応力度計算」「限界耐力計算」か、それ以上の細かな計算方法になります。
許容応力度計算は、壁量計算に比べて計算量が圧倒的に多く、内容も複雑になり、当社が標準採用しているSE構法では、2階建ての建物でもA4用紙400ページ以上になることも珍しくありません。

計算量が多くなることから、建物の状態をより詳細に知ることが出来ます。 例えば、壁量計算では、それぞれの柱が負担している重さは分かりませんが、構造計算(許容応力度計算)では正確に分かります。
また、構造計算(許容応力度計算)では、柱や梁、土台や金物の一つ一つまで、全て安全を確認していきます。
これに対して壁量計算は壁だけの計算です。
柱や梁は計算にさえ含まれませんので、壁量計算ではそれらの安全性の検討はできません。
全ての建築物は安全性を確かめなければならず(建築基準法20条)、壁量計算だけではその確信を得ることは出来ません。

残念ながら、我が国の現状では、木造2階建てで構造計算されたものは1%にも満たないのが実情です。
この実情を変えるべく、来年の通常国会において国民本位の議論が戦わされることを切に願います。
2009/10/19(月) 18:26 福田明伸より PERMALINK COM(1)
去る10/4、雲一つ無い快晴の鈴鹿サーキットは、気温26°C、路面温度40°C、10月とは思えない酷暑でした(汗)。
F1の日本グランプリの開催地としては、昨年・一昨年の大いに不評だった富士スピードウェイから開催権を奪取して、3年振りの返り咲きです。
私もそれ以来のF1観戦になったのですが、久しぶりに訪れたSUZUKAは少し様子が違っていました。

1987年の初開催から数えると、今年が21回目のF1日本GP。
2年のブランクを富士から取り戻すためなのかどうなのは定かではありませんが、コース内外には幾つかの改修がなされていました。
・アスファルト路面の改修
・自由席の廃止と指定席の増設
私はこれまで自由席でしか観戦したことがなかったのですが(苦笑)、その増設された指定席は皮肉にも空席が目立ったいました。
リーマンショック以降の世界経済の後退や、ホンダの完全撤退・・・。
「こんな渋滞の少ないF1グランプリは経験したことがない」とは、鈴鹿通のガイドさんの言葉でした。

昨年は、世界中で年間6億人がテレビを通じてF1を視聴したと言われていますし、F1は世界で最も最高益のスポーツイベントであるとも言われます。
しかしながら、そんな世界各地を巡る唯一無二の巨大イベントは、世界経済やその潮流に大きく影響を受けます。

それを顕著に表しているのが、毎年のようにF1カレンダーに追加される新興国でのGP初開催。
現在では日本GPの他、マレーシアGP(1999年~)、中国GP(2004年~)、シンガポールGP(2008年~)と今ではアジア5カ国でのGP開催。
また中東では、バーレーンGP(2004年~)に続き、今年はアブダビGP(アラブ首長国連邦)でも初開催。
そして、来年はいよいよ韓国GPの開催がスケジュールに盛り込まれ、なんと19戦中6戦がアジアでの開催!!
これらには、F1グランプリを媒介とするスポンサー企業と、主催者FIAの思惑が見え隠れしていますが、私はこんな第一級のイベントマーケティングの一面と、半世紀以上続く最も伝統的なモータースポーツとしての両面を持つ、このスポーツを物心付いた頃から大好きです!!

近い将来、BRICsの隆盛振りを見せつけるべく、インドGPやロシアGPが開催されることでしょう(笑)。
その時でも日本が経済力・国力を保ち、F1カレンダーから消されることの無いよう祈っています。
民主党さん、よろしくお願いします!!
2009/10/08(木) 15:41 福田明伸より PERMALINK COM(0)
・・・と言っても、住宅や建築の話しではありません。
その体験してみたい空間というのは、私が敬愛するアーティストであるU2の最新ツアー「360° TOUR」の会場です(笑)。
1980年のデビュー以降、これまでU2がツアーを行う度に、音楽界はもとい、ショービジネス界全般に多大な影響を与えてきました。
既に、メンバーのほとんどが五十路手前のオジさんバンドには違いありませんが、その創造性は衰えるどころか、ますます意欲的になるばかりで、いよいよ40代を迎える私が(汗)、最も尊敬するアーティストなんです。
これまで、U2の来日公演が実現したツアーはと言いますと・・・

WAR TOUR(1983年)  →まだ中学生でした(苦笑)
THE LOVE TOWN TOUR(1989年) →行けなかったのが悔やまれます(泣)
ZOO TV TOUR(1993年) →行かなかったのが悔やまれます(大泣)
POP MART TOUR(1998年) →当日券で行きました!!
VERTIGO TOUR(2006年) →振り替え公演ながら、うちの山本が行きました!!

もう20年以上ですからね~。
これらの日本公演を全て見られた方が居られたら、是非ご一報ください!!
出精値引きに応じます・・・半分くらい本気です(笑)。

さて、今年からスタートした「360° TOUR」!!
このタイトルとオフィシャサイトやYou Tubeで公開されている映像を見る限り、今回のステージセットはこれまでにも増して、タダ事ではありません!!
U2のステージらしく、音楽と映像と照明の中に観客が溶け込むのは当たり前。
・・・それが会場360°どこからでも体感できる!?
考えただけでもワクワクします!!

ただ、今回のこのツアー、今のところ日本公演の正式アナウンスはありません(泣)。
アジアでは北京やシンガポールが予定されているだけに、今回は「ジャパン・パッシング!?」じゃないのかと心配です。
もしそうだとしても、近隣諸国へ遠征してでも観に行くつもりですから(苦笑)。

その時は、スタッフの皆さん、留守をよろしくお願いします!!
来年の春先かな~(笑)。

※写真はU2オフィシャルサイト http://www.u2.com/ より転写しています。
2009/10/01(木) 19:28 福田明伸より PERMALINK COM(0)
こんなに格好の良い女性って居るもんなんだな~というのがライブを見た最初の印象です。
去る8月、東京・大阪の2会場のみながら2度目の来日を果たした「エイミー・マン」のライブを観てきました!!
会場は「BigCat in アメリカ村」
う~ん、オールスタンディングって言うのは足腰にキツイな・・・
う~ん、会場に着くまでに、オヤジ狩りに遭遇したらどうしようか・・・
柄にもなくドキドキしながら、空の明るい内に会社を出て・・・若者の街に向かったのでした(苦笑)。

私がこの人の音楽に惹かれるのは、何よりその「詞の世界感」と癒しの「低音ボイス」。
突き放したようでいながらも暖かい・・・その低域を聞くだけでアルファ波が出てきます。
この人の低音なら私も一緒にハモれます(笑)。
また、詩の世界感に至っては、彼女の歌を聞いたポール・トーマス・アンダーソン監督が、映画「マグノリア(1999年制作)」を起案し撮影したというのは知る人ぞ知る有名なお話し・・・。
彼女が「映画のサントラを歌った」のではなく、彼女が歌う「サントラからできた映画」といっても過言ではりません(笑)。

肝心のBig Catのライブはと言いますと・・・。
開演30分の前のガラガラが嘘のように、会場は今や満杯!!
しかし、開演時間の19時を過ぎても始まる様子なし・・・。
既に足腰が疲れてきました(苦笑)。
観客席からほど近いステージ上には、赤いアコースティック・ギターや、何台かのキーボード、ピアノ、シルバーのMac Book(笑)、シンバル、その他打楽器のようなものが見えます。

10分ほど焦らせた頃、小走りでエイミー本人が登場。
アコースティックギターが小さく見えるほど、手足が長い!!
伊達!?メガネを掛けていた目元や、キリッと締まったアゴのラインも、50才前とは思えない凛々しさです。
そして、サポートは男性2人のみの、何と3人編成でライブスタート!!
明らかにメンバー数より多い楽器の数々を、3人が取っ替え引っ替え移動するという珍しいスタイル。
しかし一貫して、エレキギター、ドラムなしのアコースティックなアレンジが、足腰の弱ったおじんには心地良いばかりでした(笑)。

ふと気付くと、私の周囲は老若男女を問わず、幅広い観客層に囲まれています・・・。
これも、この人の音楽性を表している魅力として納得できます。
アメリカ村でのライブということで、気負って出かけたことが嘘のように、演奏する3人も、それを見守る観衆も、穏やかな雰囲気の中でのあっという間の至福の90分間を共有したのでした!!
欲を言えば、ビルボードみたいに、座れたら最高だったんですけどね~。

本国アメリカでは不動の人気を持つ彼女ですが、まだまだ日本では300人程度のキャパのライブホールを満員にする程度・・・。
特に、楽曲の良さはもちろんのこと、あの「立ち姿の格好良さ」は、同性からの人気がもっともっと出てもおかしくない筈。
近い将来の再来日を今から、今から心待ちにしているのでした(笑)。
2009/09/28(月) 20:26 福田明伸より PERMALINK COM(0)
これまで10年間程、業務上やむなく!?Windowsを使用してきました。
いわゆる、95→98→2000→XPという風に・・・。
しかしながら、現在の愛機は10年振りのMacです(嬉)。
それも、MacBook Airという超薄くて軽いヤツです。
住宅・不動産業界では、Windowsでしか動かない堅物の業務ソフトが沢山あったからなのですが、世間ではマイクロソフトOS一辺倒の状況から、少し様子が変わりしつつあると感じますね~。

私が社会人としてパソコンを使い始めた15年程前までは・・・
電子メールがやっと実用化されたばかりで、「ピーッ、ブーッ、ゴーッ」とモデムの接続音を聞きながら、数十秒掛かってやっと当時の契約プロバイダBekkoame(変な名前)に接続。
そして、課金制の接続時間を気にしながら、テキストのみのメールをダウンロード(苦笑)。
そんな折、何やら米国ではインターネットというものが整備されて、離れた場所でも画像を共有できるというとんでもない革命(苦笑)が起きているらしいという最新情報が飛び交い出す・・・そんな「ネット創世記」でした。

既にパソコンを使い始めた頃から、メールはもちろんネット接続は当たり前だった世代の方には想像も付かないだろうと思います。
それが、今やパソコンどころかiPhoneやアンドロイド携帯に代表される手のひらネットの時代ですもんね・・・思い返すと隔世の感があります。

その頃のアップルのPCと言えば、一式揃えると100万近くの投資になりました・・・これホントです(汗)。
借金で無理するクリエーターか、エクゼクティブなビジネスマンしか所有できなかったんですよ~。
これも今では考えられない事実です。
そんな状況ですから、林檎マーク(昔はレインボーの林檎でした)の根強い信者は居るものの、アップル社の業績は振るわず、いつも会社売却の話題が絶えませんでした。
何を隠そう、当時私もアップル社に大金をつぎ込んだ林檎信者の一人なんです(泣)。

しかしながら、最近のアップルの隆盛振りは一昔前の会社とは思えないぐらい目を見張るものがあります!!
本当の意味でPC(パーソナルコンピュータ)を庶民のものとしたiMacの大ヒット、音楽の試聴の仕方を根底から変えたipodの世界的ブーム・・・などなど。
そして私がMacユーザーに復帰したきっかけとなった、マイクロソフトの牙城を崩すべく、Windows on Mac(なぜだかBoot Campと呼びます)の技術革新。

近頃は、(写真が可愛いかったこともあって)早速OSをユキヒョウ(Snow Leopard)にアップグレード、そして立て続けにiTunes9.0をダウンロード。
日中は事務所でWindowsとしてお堅い業務用ソフトを使用し、家ではMacで音楽や映像をワイヤレスで堪能。
外出先ではiPhoneを持ち出してモバイラーに変身。

もうWindowsマシンには戻れませんね~。
仕事は抜きにして、これからMacを検討されている方、是非一度ご相談ください(笑)。
2009/09/17(木) 17:08 福田明伸より PERMALINK COM(0)