一昨日(4/6付)の新聞によると、政府与党が追加景気対策の方針を打ち出しました。
家づくりをお考えの皆さんには、直結するビッグニュース!?なので、既にご存じかも知れませんね・・・。
ただ、昨今の麻生内閣下の経済政策としては、特筆すべきものだと言えますので、改めてお知らせしたいと思います(笑)。

さて、今回の政府与党の方針を整理しますと、以下のポイントが挙げられます。

1) ローン借入金額を本体の90%から100%に引き上げる
 →頭金がなくても家を買えるようになる(但し、諸経費は必要になります)
 →「フラット35」「フラット35 S」の両方に適用(但し、2011年度末までの時限措置)

2) 既に適用されている金利優遇「-0.3%」の適用を、現行の10年から20年間に延長する
 →「フラット35 S」のみ適用
 →本年4/1受付分から「10年間」に延長されたばかりですが、さらに延長!!

3)融資戸数を7割増の19万戸に増やす(18年度の実績は11万戸)
 →TVCMやキャンペーンなどが目立つんでしょうね・・・

・・・ざっとこんな感じです。

俗に言う「フラット35」は、保証料が不要で、最長35年の長期固定金利住宅ローンが適用されることが特徴です。
その中でも、一定の条件を満たす優良住宅においては、優良住宅支援制度としてさらに「-0.3%」の金利優遇が適用され、「フラット35 S」という名称で扱われています。
尚、ここで言う優良住宅とは、長期優良住宅とは異なるものですので、ご注意ください(汗)。

特筆すべきポイントは、やはり「フラット35 S」の金利優遇期間が大幅に拡大されるのと、ローンの頭金が不要になるのが大きなポイントです。
また、保証料不要のこのフラット35以外にも、一般の金融機関に対して保証料率の引き下げ施策が盛り込まれているようなので、今後の詳細方針の追加発表を待ちたいと思います。

また、ある一定条件を満たした場合に適用される「フラット35 S」の要件は以下の通りです。
・省エネルギー性に優れた住宅
・耐震性に優れた住宅
・バリアフリー性に優れた住宅
・耐久性・可変性に優れた住宅

当社の場合、標準仕様で上記「耐震性に優れた住宅」に該当する為、特に仕様の見直しを行うことなく、この「フラット35 S」の優遇金利が適用できるという訳です。

また、あまり一般的には知られていませんが、『土地と建物の住宅ローン』を2段階に分けて融資を受ける場合でも、この「フラット35 S」を利用できますので、土地からの家づくりをお考えの皆さまにも朗報です!!

やはり、未曾有の経済不況下においても、国は住宅関連需要からの景気回復政策を考えているようです。

2009.04.08 AKINOBU FUKUDA

※【フラット35】民間金融機関と住宅金融支援機構が提携する、最長35年長期固定金利住宅ローン
2009/04/09(木) 08:31 福田明伸より PERMALINK COM(0)

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