こんなに格好の良い女性って居るもんなんだな~というのがライブを見た最初の印象です。
去る8月、東京・大阪の2会場のみながら2度目の来日を果たした「エイミー・マン」のライブを観てきました!!
会場は「BigCat in アメリカ村」
う~ん、オールスタンディングって言うのは足腰にキツイな・・・
う~ん、会場に着くまでに、オヤジ狩りに遭遇したらどうしようか・・・
柄にもなくドキドキしながら、空の明るい内に会社を出て・・・若者の街に向かったのでした(苦笑)。

私がこの人の音楽に惹かれるのは、何よりその「詞の世界感」と癒しの「低音ボイス」。
突き放したようでいながらも暖かい・・・その低域を聞くだけでアルファ波が出てきます。
この人の低音なら私も一緒にハモれます(笑)。
また、詩の世界感に至っては、彼女の歌を聞いたポール・トーマス・アンダーソン監督が、映画「マグノリア(1999年制作)」を起案し撮影したというのは知る人ぞ知る有名なお話し・・・。
彼女が「映画のサントラを歌った」のではなく、彼女が歌う「サントラからできた映画」といっても過言ではりません(笑)。

肝心のBig Catのライブはと言いますと・・・。
開演30分の前のガラガラが嘘のように、会場は今や満杯!!
しかし、開演時間の19時を過ぎても始まる様子なし・・・。
既に足腰が疲れてきました(苦笑)。
観客席からほど近いステージ上には、赤いアコースティック・ギターや、何台かのキーボード、ピアノ、シルバーのMac Book(笑)、シンバル、その他打楽器のようなものが見えます。

10分ほど焦らせた頃、小走りでエイミー本人が登場。
アコースティックギターが小さく見えるほど、手足が長い!!
伊達!?メガネを掛けていた目元や、キリッと締まったアゴのラインも、50才前とは思えない凛々しさです。
そして、サポートは男性2人のみの、何と3人編成でライブスタート!!
明らかにメンバー数より多い楽器の数々を、3人が取っ替え引っ替え移動するという珍しいスタイル。
しかし一貫して、エレキギター、ドラムなしのアコースティックなアレンジが、足腰の弱ったおじんには心地良いばかりでした(笑)。

ふと気付くと、私の周囲は老若男女を問わず、幅広い観客層に囲まれています・・・。
これも、この人の音楽性を表している魅力として納得できます。
アメリカ村でのライブということで、気負って出かけたことが嘘のように、演奏する3人も、それを見守る観衆も、穏やかな雰囲気の中でのあっという間の至福の90分間を共有したのでした!!
欲を言えば、ビルボードみたいに、座れたら最高だったんですけどね~。

本国アメリカでは不動の人気を持つ彼女ですが、まだまだ日本では300人程度のキャパのライブホールを満員にする程度・・・。
特に、楽曲の良さはもちろんのこと、あの「立ち姿の格好良さ」は、同性からの人気がもっともっと出てもおかしくない筈。
近い将来の再来日を今から、今から心待ちにしているのでした(笑)。
2009/09/28(月) 20:26 福田明伸より PERMALINK COM(0)

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