あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 本日が実質上の仕事始めとなりました。
 社員の皆さんも元気な姿で集合しました。

 年頭あいさつの一部です。

「オリンピック後の景気減速、VUCA時代、ウルトラ高齢社会を生き抜くためには、「不易流行」、つまり軸はぶれず、いつも変化しない本質的ものを大切にしながら、新しく変わることに対応していくことが必要です。」

 さて、どのような年になるのか楽しみですね。

2020/01/06(月) 17:13 清水康弘より PERMALINK COM(0)
高校時代の友人からこんな写真が送られて来ました。
 心がほっこりする瞬間です。

 卒業40周年、還暦、そして先月の東京同窓会と2年おきに約80~90名の同期生が集いました。

 クリスマスのヒトコマですね。

2019/12/25(水) 10:43 清水康弘より PERMALINK COM(0)
建築とは人が活動するための空間を内部に持った構造物を計画、設計、施工そして使用するに至るまでの行為の過程全体、あるいは一部のこと。

 建築の原語となったArchitectureは個々の建築物というより、建物をつくる過程や技術を指す使われ方が多く、中には作品と評価されるような芸術的な建築物だけの呼び名として使われることもある。
 Buildingは個々の建物を示す用語として使われることが多いが、大きな区別はないようだ。       

 私は建築家ではないので、今まで建築論にはあまり興味は抱かず、住宅はあくまで生身の人が暮らす器なのだから、比較的自由なイメージの形容動詞が付けられがちな建築という言葉よりも、製造業として品質や性能面をきちんと追求しようという思いが強かった。

 80年代から90年代にかけては空前の建築家ブームが起き、奇抜なデザインの建築物が多く建てられていて様々な建築論がメディアで紹介されていた。
 折しも今の会社を立ち上げた90年代後半は、そのブームが住宅にまで波及し、建築家住宅・デザイン住宅という言葉が業界を踊り、ハウスメーカーでさえ著名な建築家のデザインを取り込んだ住宅を売り出した時期だった。

 一方で建て主と建築家を繋げる住宅マッチングビジネスが一躍注目され始め、ますます建築家と呼ばれる人たちが身近になった。
 残念ながら若手や経験を伴わない建築家までが自分を売り出すために住宅雑誌掲載に照準を合わせて、奇抜なデザインの住宅を発表し始め、町中でもチラホラ見かけるようになった。
 当時は住宅メディアにも勢いがあったので、街には気軽な建築論が降りてきた時期だった。
 会社の創業期だった私は実績のある建築家の方々とはお付き合いをさせていただいたが、奇を衒った挑戦的なデザインの住宅を設計する方々とは一線を画す立場を貫いていた。

2019/12/20(金) 14:50 清水康弘より PERMALINK COM(0)
話はずれるが、私は建築士や施工管理技士などの資格を持っていない。
 大学を卒業した瞬間から、建設資材の商社に勤め、その後私自身の仕事ぶりを面白がってくれる人脈に刺さり、誘われるままに建築関係のサブコンや住宅事業者などの仕事を渡り歩いた。
 大学で建築を学ばなかった分、独学でその知識とOJTを通して肌で習得してきた。
 このような経歴が幸いして建築にのめり込み過ぎないことが自分の個性だと思っている。

 もちろん建築物に対しての好き嫌いはあるが、自分自身がデザインビルドをしないことから、経営的視点が相俟ってクライアントにとって良い建築なのか否かを考える癖が宿ったようだ。
 このような思いが強かったので、極力自社設計・施工の仕事を中心に事業展開することを心掛けていたつもりだ。

 軽井沢に進出して数カ月後のことである。
 それまで感じなかった建築の可能性を強く意識することとなる運命的な出会いがあった。
 それは建築家堀部安嗣さんとの出会いである。
 2016年以降、目黒区と杉並区で堀部さんが設計した住宅の施工を請負い、ご本人とも接する機会が増え、その一言一言が自分の中に眠っていた建築の可能性を呼び覚ますようだ。

2019/12/10(火) 16:05 清水康弘より PERMALINK COM(0)
八ケ岳の山荘を訪れた知人の「場所はここではない、軽井沢だよ。」という言葉に、まんまと乗ってしまい、進出した軽井沢。

 今では東京から3名の社員が軽井沢に移り住み、日々事業活動に奔走している。
 当社一番のイケメンでもある関くんが家族を伴って御代田町に引っ越してから約2年半が経過した。
 今では春まで私が乗っていたボルボクロスカントリーⅤ60(四輪駆動車)を颯爽と乗りこなし、ナビゲーションを見ることなく運転し、毎日のように建築現場や土地情報を仕入れに積極的に飛びまわっており、まるで地元民のように抜け道を知っている。

 ここまでデザインビルドとハウジングパフォーマンスの両立をはかった5棟の別荘を無事に引き渡し、現在進行中の現場が3棟、さらに11月から新しい現場が始まる予定である。
 また、来年4月以降には4棟ほどの別荘建築の仕事が控えており、ほぼ順調に事業として機能し始めたところだ。

 これもきっかけは「場所は軽井沢だよ。」の一言に触発され、あれよあれよという間に展示場用地を購入し、別荘展示場(アルペジオ)まで建ててしまった当時の私の決断に、当社のスタッフはどれだけ驚き、不安を感じただろうか。
 申し訳ない気持ちもあるが、今となっては会社の一部として完全に溶け込んでいるどころか、建築の可能性や事業の発展性に一目置かれるまでになった。

2019/11/29(金) 09:10 清水康弘より PERMALINK COM(0)
詳細は後述することにして、断熱と気密についての関係は比例関係にあると考えるとわかりやすい。
 断熱性能を上げれば上げるほど、それにつれて気密性能を向上させるべきだと覚えておけばよい。
 断熱と気密が悪い一般的な家では、冬に室内温度を20数℃にしても、表面温度を室内温度と同レベルに保つことは難しく、場所や部位によっては10数℃も差が出てしまうこともある。
 表面温度が室温より低いと、冷やされた空気が低い床側に潜り込み、室内の高低で温度差を生じ、不快な気流を感じてしまう。
 当初から高断熱・高気密にすることが、温度ムラの少ない快適な室内空間をつくる入口になるのは間違いない。

 さて、軽井沢の話に戻るが、ここ数年で建築された別荘の多くは温熱環境的配慮に欠けている。
 そもそも避暑地として栄えてきたため、夏のことだけに特化すれば良かったのだ。
 森に囲まれた別荘地に立つ建築物は、そもそも木立に日射は遮られ、日射により室内に太陽光が差し込み、熱がこもることもない。
 もともと断熱気密性能に乏しい建物は、当然外気温に左右され上がったり下がったりを繰り返すため、建物の外気温と室温は、時間差があるものの連動して同様の曲線を描くため、室内にいても夏の軽井沢の気候を堪能できることになり、この地で温熱環境技術が浸透しなかった。

 今時、これで良いのかと思うのだが。

2019/11/21(木) 17:00 清水康弘より PERMALINK COM(0)