世界規模で新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。
物流は途絶寸前、人の流れは鎖国と言ってよい状態です。
ヨーロッパの中でも深刻なイタリアで毎年4月に行われるミラノサローネ(国際家具見本市)は、2月末の時点で6月に延期になりましたが、その後さらにイタリア北部でオーバーシュートが発生し、延期が事実上困難になっています。そもそもイタリアは財政難から、6日間の期間中に世界中から約30万人の来訪があり、ミラノのみならず、国を挙げての一大イベントです。当社からもekreaキッチンの店長が行く予定でしたが、今のところキャンセルです。
昨夜遅くに小池都知事が「首都封鎖もありえる」ことを示唆しました。そんなことになったら大変です。そうならないように、自覚をもった行動が必要になります。
このような事態になって実感したのは、政治の大切さです。平穏な時はだれが首長を務めようが気にも留めませんが、いざ自分たちの身に危険が及び始めると、やたらとリーダーの資質が問われ始めます。多分の会社の経営者も同様なのでしょう。
国内だけに限れば現在と同じようなことが2011年の福島原発事故でおきています。あの時は放射性物質のセシウムが〇〇シーベルトだとか、○○ベクレルとかでとても不安な気持ちになりました。今回の敵は定量化できないウィルスですので、どうなるのかさらに厄介ですね。
先日のブログに2月28日に緊急事態宣言を出した北海道知事のことを書きましたが、知事が打ちだした感染拡大防止策は明らかに功を奏しているようです。
医療はもちろん大切ですが、一つの政治判断が明暗を分けることもあるのだと、改めて政治への関心を高めることの必要性を感じております。