tdc_seminar_milan_salone_2018_main_photo.jpg 世界規模で新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。
 物流は途絶寸前、人の流れは鎖国と言ってよい状態です。
 ヨーロッパの中でも深刻なイタリアで毎年4月に行われるミラノサローネ(国際家具見本市)は、2月末の時点で6月に延期になりましたが、その後さらにイタリア北部でオーバーシュートが発生し、延期が事実上困難になっています。そもそもイタリアは財政難から、6日間の期間中に世界中から約30万人の来訪があり、ミラノのみならず、国を挙げての一大イベントです。当社からもekreaキッチンの店長が行く予定でしたが、今のところキャンセルです。

singatakoronagurahu0323genzai.jpg 昨夜遅くに小池都知事が「首都封鎖もありえる」ことを示唆しました。そんなことになったら大変です。そうならないように、自覚をもった行動が必要になります。
 このような事態になって実感したのは、政治の大切さです。平穏な時はだれが首長を務めようが気にも留めませんが、いざ自分たちの身に危険が及び始めると、やたらとリーダーの資質が問われ始めます。多分の会社の経営者も同様なのでしょう。
 国内だけに限れば現在と同じようなことが2011年の福島原発事故でおきています。あの時は放射性物質のセシウムが〇〇シーベルトだとか、○○ベクレルとかでとても不安な気持ちになりました。今回の敵は定量化できないウィルスですので、どうなるのかさらに厄介ですね。
 先日のブログに2月28日に緊急事態宣言を出した北海道知事のことを書きましたが、知事が打ちだした感染拡大防止策は明らかに功を奏しているようです。
 医療はもちろん大切ですが、一つの政治判断が明暗を分けることもあるのだと、改めて政治への関心を高めることの必要性を感じております。
2020/03/24(火) 13:22 清水康弘より PERMALINK COM(0)
「若き知事の決断力」 元は都庁職員、その後財政破綻した夕張市の立て直し、市長を務め、給料の大半を返上。その後北海道知事に転身した鈴木直道氏ですが、本当に政治家らしい政治家があらわれたとつい期待してしまいます。
 2月28日に発表した緊急事態制限から期限となっている3月19日まで残り2日ですが、道が発表している数字を見る限り、着実にその効果が出ているようです。
 陽性累計と現在治療者数が大分乖離してきたように思えます。北海道で感染拡大を封じ込めれば、他の自治体のモデルになるはずです。
 頑張れ、北海道、そして日本。
2020/03/18(水) 08:49 清水康弘より PERMALINK COM(0)
0307 新型コロナウィルスの騒動につきましては、様々な憶測やデマが蔓延しているようです。実際の暮らしにおいてもトイレットペーパーが商品棚から消えたり、またマスクを高値で転売されたり考えられないことが日々起こっています。
 政府による中国・韓国からの入国制限とそれに対する幼稚な対抗措置。このような時に一体何を考えているのか不思議です。
 このような時にネットで心が洗われる記事を見つけました。ペストで混乱した17世紀のミラノを描いた文豪マンゾーニの作品を紹介し、コロナウィルスの蔓延で起こっている現状になぞらえて警鐘を鳴らしているものです。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校となっているミラノ市内の高校の校長、ドメニコ・スキラーチェさんが、学校のホームページに「生徒への手紙」として掲載したものです。
 「外国人への恐怖、感染源のヒステリックな捜索や、専門家の軽視、デマ、必需品の略奪。これらは小説からではなく、きょうの新聞から出てきたかのようだ」とつづっています。
 そして「冷静さを保ち、集団の妄想にとらわれず、いつもの生活を送ってください。スーパーや薬局に駆込むのはやめましょう。マスクは病気の人のためのものです。17世紀と比べて私たちには現代の医学があり進歩し、正確になりました。社会と人間性という最も大切な財産を守るべく、合理的な考えを持ちましょう」と呼びかけ、デマなどに振り回される風潮に警鐘を鳴らしました。
 新型コロナウイルスの感染拡大で食料品の買い占めなどの混乱は、世界の各地で起きていて、スキラーチェ校長のメッセージは各国のメディアで紹介されると、称賛とともにSNSで広がり、大きな話題となっているようです。
2020/03/07(土) 14:27 清水康弘より PERMALINK COM(0)
0305 現在、喫緊の課題と言えば、新型コロナウイルスの感染拡大防止についてですね。得体の知れない未知のウイルスに怯えながら、世の中は自粛の日々が続いています。

 そのような中、大きな決断をした地方自治体のリーダーに対する批判を見ていると、改めて決めることは責任をとること、その難しさを痛感します。
 東日本大震災の時も、昨年の台風豪雨被害の時も同じでした。私は決める側ですから、決めたことに対していつも反対側では賛否両論多事総論があって当たり前だと思っています。

 何かを決めるということは、1+1=2というように答えがひとつしかない場合ではなく、答えが沢山あったり、答えがなかったり、先が見えない状況時に行う行為です。
 現場監督の仕事も同じです。自然にさらされた現場において、天候や交通状況、職人の資質などを読み、詳細に至るまで想定して良い現場をつくっていきます。

2020/03/05(木) 15:23 清水康弘より PERMALINK COM(0)
一昨日の夜は新年会を開催しました。
 スタッフ全員集合し、地元文京区の「後楽園飯店」で楽しい時間を過ごしました。

 通常は年末に忘年会を開催しておりますが、昨年は業務多忙のまま年を越し、新年会に切り替えた次第です。

 軽井沢のスタッフも駆け付け、ゲスト2名を含む総勢39名で英気を養いました。
 今回はビンゴゲーム大会も行ない、豪華景品(?)を用意しましたが、見事に1等を仕留めたのはスーパー現場監督の小園さんでした。
 やはりさすがですね。

 今年も全社一丸となってさらなる飛躍を目指します!


2020/01/30(木) 17:08 清水康弘より PERMALINK COM(0)
住宅建築は製造業に近い生業だと、意匠よりも性能や品質に拘りをもって会社を運営してきたが、ここ数年間で運命的な出会いがあった。
 その方は、吉岡賞や建築学会賞の受賞歴もある建築家堀部安嗣さんだ。

 3年前に兵庫県で開催された里山博というイベントで堀部さんと再会した。
 後日、堀部さんから電話をいただき、神楽坂にある事務所を訪ねることになった。
 話の多くは住宅の温熱環境、とりわけ断熱の性能レベルをどの程度にするのが適切かという内容だった。

 実は断熱性能については、様々な流派がいて、多くの持論が展開されている。
 例えば北海道発の高気密高断熱派やヨーロッパ発の考えをベースに住宅の燃費性能を追求する流派、さらに地域の気候風土に最適な性能を説こうとするパッシブデザイン派などである。

 堀部さんが本格的に温熱環境のデザインに取り組み始めると、いろいろな流派がいて、少し戸惑った様子だった。
 私にも考え方を聞かれたので、手前味噌ながら当社の取組みについてお話させていただき、今のところ正当よりも最適解を求め続けていることをお話しさせていただいた。

2020/01/10(金) 14:16 清水康弘より PERMALINK COM(0)