先日、ビルボードライブ大阪という冠名になってからは、初めての来場を実現。
ブルーノート大阪だった時代には、「インコグニート」のUK JAZZに惚れ。
「ボズ・スキャッグス」の渋いAORに酔い。
「アースウィンド・アンド・ファイヤー」のファンキーさに心打たれたもんです(笑)。
そして、今回は『デイビッド・T・ウォーカー』という、今年67歳のオジさんに会いに行ってきました。
つい最近まで、この人の音楽(というかギターの音色)を意識して耳にしたことはありませんでした。
たまたま、3枚のアルバムがCDとして復刻。
なんとすべて1970年代に発表されたもの。
そのうちの1枚、甘美なジャケットをまとう「オン・ラブ」を視聴した瞬間・・・もう虜に(笑)。
ギターを弾かれる方や、SOUL音楽の愛好家にとっては、既に神々しい存在なんだということを知りました。
そのデイビッドおじさんのソウルギターが、生でそれも大阪で聴ける!!
噂では『ギターが唄う』とまで耳にしていたので、ギターを弾かない私も、それはもうワクワク。
ピアノ、ドラム、ベース、シンセサイザーの面々が、デイビッドおじさんを囲むように・・・。
そして主役はSOULギターを持って真ん中に鎮座。
・・・なんかカワイイ。
しかし、演奏が始まるや否や。
それはまさしく、SOULフルで、R&Bで、AOR!!
ファンキーで、グルーヴで、何てエンターテイメントなんだ・・・。
ボーカルが居ないグループ編成ですから、もちろん唄もありません。
でも、私にも『ギターが唄っている』ように聴こえて仕方がありませんでした。
そして無意識のうちに、自分がニコニコ顔になっていくのも分かります。
約75分ほどの短かい時間ながら、ライブホール全体には至福の時間が流れていました。
終始、小錦似のピアノの黒人さんが最初から最後まで笑っていたのが印象的です。
また、ギター・テクニックうんぬんは私には分かりませんが、デイビッドおじさんが、それほど大きくはない体全身で「楽しい!!」を表現していたのが、今もこの目に焼き付いています。
演奏を聴いている(見ている)だけで、こんなに幸せな気持ちになれるなんて・・・。
今まで経験したことのない感覚でした。
『心に響く音楽』
そう、この言葉がぴったりなんです!!
みなさんも機会があれば、是非ともこのデイビッドおじさんの音楽を聴いてみてください。
私のモットー、「いい家にはいい音楽が似合う」。
でも、事務所のBGMも当分コレですね(笑)。
2008.11.29 AKINOBU FUKUDA
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