皆さん、新年明けましておめでとうございます。
リーマン・ショックに象徴される激動の年だった2008年も、あれよあれよと過ぎ去り、あっと言う間に新年を迎えた感がありますね~。
年末年始の休暇もあっと言う間に過ぎ、いよいよ今年も始動です!!

昨年前半は資源や穀物が高沸し、ガソリン、食品、工業製品など、日常生活に影響を与える程、さまざまな物価に価格転化された年でした。
そして、後半はアメリカ発の100年に一度と言われる金融危機の到来で、その世界的波及が懸念されつつ・・・今年を迎えた訳です。

既に、そんな不況感漂う年頭ですが、今年は大きな社会システムの変革が訪れます。
そう、何と言っても5月から始まる「裁判員制度」です。
平成16年5月に法律が成立後、約5年の準備期間を経ていよいよスタートする訳で、こと国民のみならず法曹界にとっては大変革の年になります。

大変革と言えば、私たち住宅・建築業界も、量から質への転換を図るべく、2000年以降目まぐるしく新たな法律の成立や改正が行われてきました。

2000年:住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)の施行 【10年保証のスタート】
2003年:シックハウス法の成立
2006年:住生活基本法の成立 【国が量から質への転換を示す】
2008年:建築基準法の改正 【建築確認の厳正化】
2008年:建築士法の改正 【構造一級建築士・設備一級建築士の制度化】
2008年:住宅瑕疵保険責任履行確保法の成立 【10年保証の保険を義務化】
2008年:長期優良住宅促進法の成立 【200年住宅の仕様公開・家歴システムの運用開始】
2009年:建築確認4号特例の廃止予定 【すべての建物に構造計算が必要に!】

そして品確法の施行から10年目にあたる今年、いよいよその流れも集大成を迎えることになります。
この10年、住宅業界は法案への順応と運用に試行錯誤してきました。
・・・が、それら施策が全て整うであろう今年、われわれつくり手の課題は、不況を克服する「営業力」でも何でもなく、本当の意味で「よい家」を提供できるか否か、そんな本質的な企業姿勢が問われているんだと強く強く思います。

そんな今年の私の課題・・・
「安全・安心の技術・性能」の追求
「あなたらしく美しい暮らし」の追求
・・・この家づくりの理念を極めること!!です。

ちょっと堅いあいさつになりましたが、新年のごあいさつに代えさせていただきます。
愛犬の写真と共に(苦笑)。

皆さん、本年もよろしくお願いいたします。

2009.01.04 AKINOBU FUKUDA
2009/01/04(日) 10:56 福田明伸より PERMALINK COM(0)

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