東日本大震災から、１週間が過ぎました。
弊社からも災害支援物資を送らせていただいたり、
社員からも義援金を募らせて頂きました。
私たちにできること．．．
家づくり、建築のプロとして出来ることは何か？
今はこれくらいのことしか出来ないのが心苦しいところですが、
毎日自問自答する日々を送っています．．．
本日も長期優良住宅先導的モデルの完成見学会をさせて頂いて、
来場いただいた皆様からも本当にありがたい義援金も頂きました。
明日も開催させていただきます。
少しでも被災された皆様の手元に届けば．．．
そう思っています．．．
そして、私たちの使命は．．．
阪神大震災の反省から生み出された本当の
耐震住宅、骨組み、重量木骨を使い、少しでも多くの高耐震住宅を
つくっていく．．．それに尽きるのだと．．．
私は、阪神大震災時には東灘区で災害復旧に従事しました。
直後でしたので、大手鉄鋼メーカーの工場の復旧工事でしたが、
２交代で先輩、上司とフル回転でその仕事に挑みました。
復興を考えれば、まず鉄鋼が必要となるため、工場の再開が
そのまま、復興の第一歩となる。全ては復興のため、
必ず神戸は復興する、そんな使命感を持って六甲おろしの吹きすさぶ
人工島の砂塵の中、大手ゼネコンの精鋭らと災害復旧に挑みました。
仕事が一旦落ち着き、大津に戻る際、先輩方が御影の駅でたった一軒
やっていた店で送別会を開いてくれたときは涙が止まりませんでした。
スーパーゼネコンの社員でさえ工期的に無理ではないかと言った、
難工事に挑んで達成できた．．．
今思うと、その時に培った経験が全ての様に思います。
今は、経営者、設計者、施工者とその時とは違う責任が
私にかかっていますので、
私自身が災害復旧に行くことができませんが、
その時と気持ちは同じです。
私たちの使命は、家づくり、建築を通して、多くの人の命を守る。
その使命感を持って、常に挑む。
それが、プロとしての誇りだと．．．
そう思っています．．．
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