新たな有害物質の呼び名!?・・・いえいえ違います。
先日インターネットを閲覧していた妻が、イタリアのニュースサイトを見ていて、日本の大学でこんな論文が発表されていた・・・と教えてくれました。
ヒトとイヌの絆形成のメカニズム解明
『ヒトとイヌの交流においてイヌからの注視が飼い主の尿中オキシトシンを上昇させる』
そう、タイトルの「オキシトシン」という聞きなれない単語は、人が分泌するホルモンの名称だそうです。
1月早々、随分と個人趣向の話題で恐縮ですが、このリリース文章に妙に納得してしまった私です(苦笑)。
以下、神奈川にある麻布大学の獣医学部 動物応用科学科 特任助手の永澤美保さんという方の論文の概要です・・・。
『ヒト-イヌのような異種間での社会的絆の形成との関連についての生物学的根拠はこれまで、ほとんど明らかにされてこなかった。
オキシトシンは動物の社会的な絆の形成において非常に重要な役割を担っているホルモンであり、ヒトでは信頼感やストレス軽減作用などが知られている。
本研究では、イヌからヒトへの愛着行動を示していると考えられる"イヌからの注視"に着目し、イヌとの交流後にヒトの尿中オキシトシン濃度が上昇するかどうかを調べた。
イヌとの自由な交流の前後における飼い主の尿中オキシトシンを比較したところ、"イヌからの注視"から始まる飼い主-イヌ間のやりとりの回数が多い飼い主では、尿中オキシトシンの増加が認められた。
このことから、イヌからの注視がヒトの絆ホルモンとしてのオキシトシンを上昇させ、ヒトとイヌの絆形成に役立っている可能性が示された。』
今まで科学的な根拠が無かったにせよ、愛犬家の方は確信がありましたよね~(笑)。
「アニマル・ヒーリング」とか「ドッグ・セラピー」とか・・・。
昨年の4月から、NHKの英語学習番組として放送されている「リトル・チャロ」は欠かさず視聴しています・・・この歳になって(汗)。
その私が、この週一の放送を、未だかつて見逃したことが無いというその効果は、『チャロのオキシトシン効果』以外の何物でもありませんネ(笑)。
2009.01.11 AKINOBU FUKUDA
※NHKエディケーショナル~リトル・チャロの部屋~より画像転載
http://gogakuru.com/charo/